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創業116年目の新JINTAN

先天性白内障とは [先天性白内障]



うーたの病名を言うと、
「白内障なら手術をすれば治るんでしょう」と
おっしゃる方がいます。

加齢に伴う老人性白内障は眼の中にある
水晶体という器官が白く濁る病気です。
進行した白内障により低下した
視力を回復するためには
今のところ手術しか方法がないそうです。

先天性白内障は生まれたときに
すでに水晶体が濁っています。
水晶体の濁りという点は一緒ですが
決定的に違うのが、うーたには
まだ視力がないということです。
視力が発達していないうちに水晶体切除の
手術を受けたため、その水晶体に代わる
ものが必要になります。

それがコンタクトレンズです。
ですので、今うーたは寝ているとき以外は
ずっとコンタクトレンズを装用しています。
最初は嫌がるうーたを押さえつけながら
まぶたを指で開いて
コンタクトレンズを入れました。
親も指が震えますし、うーたも恐怖で
大泣きです。
やっとの思いで入れた後
大泣きするうーたをぎゅっーと抱きしめずには
いられなくなります。
しかし数ヶ月も続けるとお互いに慣れ、
今ではものの5秒で入れられるようになりました。

これで終わりではなく、さらに正常である左目を
かくして、右目で見る訓練をしなければなりません。
現在先生からの指示で1日2時間の
遮蔽訓練を行っています。

コンタクトレンズを紛失することもあります。
特注品の1枚2万円近くするレンズ代もバカになりません。
うーたもこの1年間で3枚紛失しました。
手術をしてくれた先生が
「この病気は手術そのものよりも術後の
コンタクト管理と経済的な負担が大きいよ。」と
言っていた言葉が実際に生活してみて身にしみます。

この訓練は視力が出たことがわかるまで、
すなわち本人が視力検査を受けられるように
なるまではずっと続きます。
今のところ目標は3歳ですが、そこで視力が
でていなければ訓練はずっと続いていきます。

視力の発達は0~3歳までが著しく
この時期の訓練はとても重要なものになります。
その後も10歳くらいまでは視力が育つ可能性が
あるそうです。

うーたは片目を隠している間、特に問題なく
動き回っていて見えているんじゃないのかな~と
期待してしまいますが、
顔を合わせても視線が合わないことも多く
期待半分、不安半分といったところです。
しかし、今うーたにしてあげられることは
毎日のコンタクトレンズの管理と遮蔽訓練なので
これからも継続していきたいと思います。

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